2019年02月13日
乱視ってどんな眼?
ブログ 乱視
今回は「乱視」のお話です。
「眼科で乱視って言われて、それで良く見えないんでしょうか?」と会員様から質問を
受けることがあります。「乱」という字だけ見るとひどい状態の眼に思えますが、多くは
大したことありません。
普通は乱視といっても軽いものが多く、極端にひどい乱視でなければ気にならないです
し、近視と比べたら視力への影響は極僅かです。私も右目が子供の頃から乱視といわれ
る範囲にありますが、普段は気にならないですし、視力も1.5です。
ちなみに乱視度は-1.0Dです。
じゃあ、乱視の目だとどんな風に見えるの?というと、、、
もちろん個人差はありますが、私の場合は下図のように見えます。
![](https://eyetraining.net/wp-content/uploads/2019/02/9bb0d95a5650a7b1c9f10f2955904679.jpg)
右目だけで見ると「左目より見にくいなあ」とは感じます。先ほど右目は視力1.5と
書きましたが、左目は2.0あるのでやはり違いは感じます。ですがその程度です。
では、そもそも乱視ってどういう眼なのでしょうか?
乱視には正乱視と不正乱視とがありますが、ここでは正乱視について説明します。
眼の表面というのはきれいな球面になっている訳ではなく、誰でも多少は歪んでいます。
極端な表現をするとラグビーボールのように縦の球面と横の球面が違うのです。
多くの人は歪みが小さいので気にならず問題ありませんが、歪みが大きいと少し問題に
なります。この歪みが一定範囲を超えて大きくなると乱視といわれます。
下図の例ですと、縦のカーブでの焦点と横のカーブでの焦点では位置が異なってきます
ので、ピタリと網膜に焦点が合わず、網膜の前後で焦点が合うので多少ぼやけたり、
二重に見えたりするのです。
![](https://eyetraining.net/wp-content/uploads/2019/02/2f701061c9a2f5519da73ed46f6d2480.jpg)
しかし、「ぼやける」「二重に見える」のは乱視の人だけではありません。近視の人
の方が当然「ぼやけ」ます。また、乱視がなくても強い近視があると焦点が合わない
ので「物が何重にも見える」ことはよくあります。
当センターの会員さんにもそのような方が沢山います。
「眼科で乱視と言われメガネを勧められた」という会員さんもいますが、乱視度数は
私のものより軽かったりしたこともあります。会員様も「乱視」という字のイメージ
からビックリされたのでしょうが、過剰反応する必要はありません。
もちろん、中にはかなり強度の乱視の方もいますし、それが原因で弱視になる方もいま
すので、その場合は適切な対応が必要になります。
ちなみに乱視は近視のように一方的にどんどん進行するということはありません。
もちろん成長や老化など、人の身体も変形するのでその過程で乱視が強くなったり、
逆に弱くなったりすることはありますが、基本的には生まれつきのものであり、あまり
変化しないと考えて下さい。
乱視が原因の視力低下の程度は近視が原因のそれと比べるとかなり小さいのです。
まずは近視の改善から始めましょう。会員さんの中には軽い近視(視力0.7程度)にも
関わらず、執拗にメガネを勧められたという方もいます。これも過剰反応ですね。
メガネは近視への特急切符。本当に必要な場合を除いては掛けないようにしましょう。
尚、不正乱視というのは角膜の表面が凸凹になっている状態です。
正乱視はメガネ(円柱レンズ)で矯正可能ですが、不正乱視の場合はハードコンタクトを
使って矯正することになります。
角膜とコンタクトの間に涙が溜まり、凸凹が埋まるという訳ですね。
「眼科で乱視って言われて、それで良く見えないんでしょうか?」と会員様から質問を
受けることがあります。「乱」という字だけ見るとひどい状態の眼に思えますが、多くは
大したことありません。
普通は乱視といっても軽いものが多く、極端にひどい乱視でなければ気にならないです
し、近視と比べたら視力への影響は極僅かです。私も右目が子供の頃から乱視といわれ
る範囲にありますが、普段は気にならないですし、視力も1.5です。
ちなみに乱視度は-1.0Dです。
じゃあ、乱視の目だとどんな風に見えるの?というと、、、
もちろん個人差はありますが、私の場合は下図のように見えます。
![](https://eyetraining.net/wp-content/uploads/2019/02/9bb0d95a5650a7b1c9f10f2955904679.jpg)
右目だけで見ると「左目より見にくいなあ」とは感じます。先ほど右目は視力1.5と
書きましたが、左目は2.0あるのでやはり違いは感じます。ですがその程度です。
では、そもそも乱視ってどういう眼なのでしょうか?
乱視には正乱視と不正乱視とがありますが、ここでは正乱視について説明します。
眼の表面というのはきれいな球面になっている訳ではなく、誰でも多少は歪んでいます。
極端な表現をするとラグビーボールのように縦の球面と横の球面が違うのです。
多くの人は歪みが小さいので気にならず問題ありませんが、歪みが大きいと少し問題に
なります。この歪みが一定範囲を超えて大きくなると乱視といわれます。
下図の例ですと、縦のカーブでの焦点と横のカーブでの焦点では位置が異なってきます
ので、ピタリと網膜に焦点が合わず、網膜の前後で焦点が合うので多少ぼやけたり、
二重に見えたりするのです。
![](https://eyetraining.net/wp-content/uploads/2019/02/2f701061c9a2f5519da73ed46f6d2480.jpg)
しかし、「ぼやける」「二重に見える」のは乱視の人だけではありません。近視の人
の方が当然「ぼやけ」ます。また、乱視がなくても強い近視があると焦点が合わない
ので「物が何重にも見える」ことはよくあります。
当センターの会員さんにもそのような方が沢山います。
「眼科で乱視と言われメガネを勧められた」という会員さんもいますが、乱視度数は
私のものより軽かったりしたこともあります。会員様も「乱視」という字のイメージ
からビックリされたのでしょうが、過剰反応する必要はありません。
もちろん、中にはかなり強度の乱視の方もいますし、それが原因で弱視になる方もいま
すので、その場合は適切な対応が必要になります。
ちなみに乱視は近視のように一方的にどんどん進行するということはありません。
もちろん成長や老化など、人の身体も変形するのでその過程で乱視が強くなったり、
逆に弱くなったりすることはありますが、基本的には生まれつきのものであり、あまり
変化しないと考えて下さい。
乱視が原因の視力低下の程度は近視が原因のそれと比べるとかなり小さいのです。
まずは近視の改善から始めましょう。会員さんの中には軽い近視(視力0.7程度)にも
関わらず、執拗にメガネを勧められたという方もいます。これも過剰反応ですね。
メガネは近視への特急切符。本当に必要な場合を除いては掛けないようにしましょう。
尚、不正乱視というのは角膜の表面が凸凹になっている状態です。
正乱視はメガネ(円柱レンズ)で矯正可能ですが、不正乱視の場合はハードコンタクトを
使って矯正することになります。
角膜とコンタクトの間に涙が溜まり、凸凹が埋まるという訳ですね。